要 旨
家畜廃棄物の有効利用の一環として、乳牛ふんからエネルギーを回収するために、嫌気性消化の基礎実験を行なうと同時に希釈ふんの粘牲をも調べた。その結果、連続消化( 3.06kg-vs/m3/日)の場合、定常状態とみなした期間の平均のガス生成速度は 132.5l/有機物kg/日であるが、稲わらを試料の固形物当り10%以上加えた回分式消化の発生ガス量は、無添加のそれより著しく減少することを明らかにした。また、希釈試料の含水比が約3,000%(d.b)以上ではニュートン流体とみなせること、さらに嫌気性消化の最適条件すなわち、30〜55%および pH7〜8の試料希釈液は低粘度を示すことなどが確かめられた。