要 旨
カーフハッチにおいて、子牛がどのような空気の衛生的環境のもとで飼育されているかを知ることを目的として、空中浮遊細菌数の測定を行なった。測定は、北海道立新得畜産試験場および札幌市篠路の個人経営の牧場で夏期と冬期に行ない、空中浮遊細菌数はフィルター法により求めた。その結果、カーフハッチにおいては、在来の牛舎内に比ベて、空中浮遊細菌数ははるかに低濃度であり、新鮮な空気が十分に供給されていることを確認した。また、カーフハッチ周囲の空中浮遊細菌数は、屋外のそれとほぼ等しく、細菌性疾病の空中感染の可能性が低いことが推察された。これらのことから、カーフハッチは空気の衛生的環境の面で優れた哺育施設であると考えられる。