要 旨
米国産輸入大豆から精選した丸大豆・割豆・ダストを一定の温度・湿度条件中[20℃(33,43,56,66,79,94%RH)、30℃(32,43,52,59,78,92%RH)]に1年間保管して、試料の発芽率・NSI(水溶性窒素指数)・AV(酸価)を測定した。測定結果の分散分析をおこない各特性値に対する温度・湿度・期間の各要因の効果等を検討したところ、(i)大豆の品質を劣化させずに長期間安全に貯蔵するためには、温度と湿度の管理が重要である。(ii)NSIとAVを劣化させずに維持するためには特に湿度が重要な要因になる。(iii)割豆は丸大豆に比ベて品質劣化の速度が大きいことが分かった。又任意の温度・湿度条件中に丸大豆を1年間保管したときの品質変化予測式を重回帰分析によって求め、発芽率とNSIについては寄与率の高い回帰式が得られた。