要 旨
農業用建築物に対する屋根上雪荷重について統計的手法に基づいて検討した。
北海道にある89の観測所から得られた過去数十年にわたる地上積雪深の年最大値に統計処理を施し、積雪深の再現期待値を求めた。この値を用いて建築基準法および建築物荷重指針に基づいて屋根上雪荷重を試算した。
農業用建築物を、その重要度を仮設構造物相当と考え、その種の構造物に採用されている設計用再現期間15年を用いると、積雪深は設計用再現期間50年とされている一般の建築物に対する値の約81%になることが明らかになった。また、雪荷重についても積雪深をもとに算出されるので、同様に低減できる可能性があることを示した。