要 旨
(1)断熱構造強制換気方式の乳牛舎と(2)棟換気方式肉牛舎および(3)モ二ター屋根型乳牛舎を対比させ、熱収支解析をもとに換気特性と熱利用特性の比較・評価を行なった。その結果、(1)の乳牛舎は冬期に発生顕熱が換気と保温に有効に利用されていること、しかし夏期には換気量が相対的に少なく換気扇の増加が必要であること、また(2)、(3)の牛舎は優れた換気特性を有していることなどが明らかにされた。このことから、断熱構造強制換気方式の畜舎は冬期に保温が必要な準冷地に適した畜舎であり、棟換気など自然換気方式の畜舎は夏期に多量の換気を必要とする温暖地、あるいは冬期に保温を必要としない畜種に適した畜舎であると判断された。