要 旨
鋼製タワーサイロの壁面に作用する高水分デントコーンサイレージによる側圧、鉛直摩擦力の大きさを明らにするために実際にサイレージの調製、貯蔵に使用されているサイロを対象として測定を行った。測定の対象としたサイロは直径2.5m、高さ7mの鋼製断熱タワーサイロである。側圧は液圧を利用した測定器を用いマノメータにより測定を行った。鉛直摩擦力はサイロ内に上端を固定して設置した鉄板の伸び歪により測定した。測定の結果、側圧の値は最大でおよそ5kPaであり、Neubauerにより提案された実験式により求められる値に近いものであった。鉄板の伸び歪より推定された鉛直摩擦力はサイレージ深さの2乗に比例して増大する傾向を示したが、サイロの上部の方では増加率がこれよりも小さいことが示された。