要 旨
開放型鶏舎の床形態(高床式、平床式)、屋根形態(モ二タ屋根、のこぎり屋根)、モニタ形状の差異と温度差換気性状の関係を縮尺1/7の模型実験によって明らかにした。相似則は模型と実物におけるアルキメデス数を一致させる方法を採用した。12種類の開放型模型鶏舎について、高温無風時の鶏舎の内外気温差分布、及び鶏舎内気流分布を調べた結果、次のような鶏舎設計に有用な知見を得た。平床式鶏舎の方が高床式に比べ、飼養空間部での平均内外気温差がモニタ型で26%、のこぎり型で11%高かった。また側壁および床面の開口面積が同じ場合、鶏舎内外気温差に対する屋根形態(モニタ屋根、のこぎり屋根)の影響は小さく、内外気温差は屋根開口部面積に依存すると推察された。ただし、モニタ屋根の場合モニタ高さをモニタ開口幅の1/2より高くしても屋根開口部面積増加の効果は少なかった。