要 旨
前報と同様の模型を用いて冬期の換気条件を想定し、吹出温度差、換気量及びダンパ角度が吹出気流の降下位置及び吹出気流分布、舎内温度分布に与える影響を明らかにした。
吹出気流の降下位置は、換気量の影響を受けるが、本実験の換気回数では、すベての場合、側壁側通路上に降下した。吹出気流温度分布のパターンは、ダンパ角度の影響を受けたが、舎内温度分布とダンパ角度の間に有意差はなかった。すベての実験において吹出口付近を除いて無次元温度が0.8以上の空間が多く、測定点間の無次元温度差は、0.1から0.2であった。冬期換気条件において15回の換気回数でも温度分布には問題はない。従って一般に言われている5,6回の換気回数において、空気衛生環境が望ましくないという状態が生じた場合、これを良好にするため換気回数を5,6回以上にすることができると考えられる。