要 旨
単粒の穀粒を供試した一軸圧縮試験を行い、破壊荷重Pbの水分依存牲を調べた。供試の各種子とも水分の増加に伴いPbが減少する傾向が認められたが、水分変化に対するオオムギ種子の応答は他のものほど敏感ではなかった。Pbと加圧面椿の測定値から求めた粒子破壊強度はもみと玄米が高く、ダイズ種子が最低、オオムギとコムギ種子がその中間に位置する値であった。また、Pbに関する温度処理の実験から、ダイズ種子のPbはやや温度に敏感であったが、玄米・オオムギ・コムギ種子のPbは -20〜80℃の各温度レベルで最大24時間静置という条件の範囲では、ほとんど処理の影響を受けないと判断された。この揚合、発芽率の測定からみた種子の生死ということはPbに直接影響していないものと考えられた。