農業施設20巻3号
1990.3,262〜269
論文:

パイプハウスの強度に関する実験的研究(2)
−継手、定着杭、接合金具の耐力−

小川秀雄・津下一英・佐藤義和・干場信司・山下進

要 旨

 パイプハウスが所定の耐力を確保できるために必要な、棟部継手、定着杭、パイプ接合金具の実物大実験を行い耐力を求めた。その結果、以下の事項が明らかとなった。
1.棟部スエージ継手の差込み長さは、パイプ径の3倍以上とすることが望ましく、これ以上の長さとすれば継手無しの場合との差は少ない。2.定着杭の通常畑土における暴風時許容引抜耐力は、ラセン杭で150kg、アンカー杭で200kgであり、設置間隔は風速30m/秒に対して3.0m程度が適当である。3.パイプ接合金具の耐力は、鋼線製が鋼板製より低いが、いずれも必要耐力は満足している。


農業施設学会