要 旨
井水散水二連棟ハウスの側壁カーテン及び散水方式を改良した場合の熱貫流率について調査を行った。この二連棟ハウスの基本型は、井水散水用の可動カーテンとその内側に、水平カーテンが二層ある一重三層ハウスである。使用していた散水ノズル間隔は、4m毎(流量6[l・m-2・h-1])である。このときの総括熱貫流率は、1.81W・m-2・℃-1であった。
1)側壁内側に二重膜構造フィルムカーテンを加えて側壁一重一層としたとき、側壁の熱貫流率は、側壁一重より1.11低減され、総括熱貫流率は1.36W・m-2・℃-1であった。
2)散水ノズルの位置が3cm毎(流量2.14l・m-2・h-1)のものに変更し、側壁内側にカーテンを二層加え側壁一重二層としたときの総括熱貫流率は、1.77W・m-2・℃-1であった。
3)散水ノズル(3cm毎、流量7.16l・m-2・h-1)を屋根部、側壁部に取り付け、側壁を一重一層にして散水したとき側壁の熱貫流率は1.28低減され、総括熱貫流率は1.25W・m-2・℃-1であった。