要 旨
上向流式炉と下向流式炉における熱分解層での主な生産物は、揮発性ガスとタールと炭である。そして、上向流式炉と下向流式炉を設計するためには熱分解過程の研究が重要である。先ずバイオマス熱分解基礎実験を行って、発生した成分は灰分、炭化分、ピッチ分、液体タール分とガス分であり、ガス分の熱量は10,720kJ/kg、液体タール分の熱量は17,700kJ/kgであるとの結果を得た。さらに液体タール分の有用性を高め熱量を増加させるために、分別蒸留実験を行った。最低分溜温度で分溜した液体は黄色で、熱量は25,500kJ/kgであった。さらにこの分溜した液体とディーゼル燃料を混合し、この混合燃料を使ってディーゼルエンジンの出力試験を行い、混合率を高くするとエンジンの出力が減少することがわかった。