要 旨
発酵温度を35℃に保った完全混合型メタン発酵槽を用い乳牛スラリーを対象に1槽式発酵法と2相式発酵法について比較を行った。両発酵法においてバイオガス生成量に有意な差は認められなかったが、メタン濃度に差が認められた(P>0.01)。すなわち、2相式発酵法の場合バイオガス中のメタン濃度は安定し、1槽式よりやや高くなる傾向が認められた。1槽式の場合、低温原料(5℃)の投入はバイオガス生成量を減少させたが、2相式の場合、バイオガス生成量並びにメタン濃度に影響は認められなかった。1槽式発酵法の場合、有機物負荷が10gVS/・dayを越えると有機物分解率が大きく低下したが2相式発酵法の有機物分解率に大きな変化は見られなかった。キーワード:バイオガス, メタンガス, 2相式