要 旨
小径堆積層(直径26.4cm)で行った既往の研究成果を継承し、大径堆積層(直径56.0cm)を用いた以外は可及的に同一となるように条件設定して実験し、通気量の広い範囲において、周壁からの熱損失の影響による堆積層半径方向の温度分布と同方向への熱移動の問題を究明した。その結果、堆積層直径の大小によって発酵温度自体に差異が生ずる場合のあること、温度分布特性は極めて複雑に推移することを解明した。そして、その特性を通気量別に定量的に把握して、層毎の面積中心での測温結果のみで温度分布の概要とその時の周壁からの熱損失量を推計可能にすることで、熱工学的な計算処理を容易にした。キーワード:好気性発酵乾燥, 有機廃棄物, 発酵温度, 堆積層温度分布, 熱移動現象