要 旨
換気設計に当たっては、開口部の風圧係数を知る必要がある。本報告は、パイプハウスを対象とした1/12の模型を供試して、風洞実験によって壁面風圧係数の分布および換気開口部の風圧係数を求めた。換気開口部は、側壁開口、つり上げ式天窓および妻面出入口の3つである。実験の結果は、屋根面が曲面をなすパイプハウスの壁面風圧係数の分布が風向によって変化する傾向が明らかにされた。また、各風向における開口部の風圧係数が新たに求められた。さらに、換気開口部の風圧係数と該当個所の壁面風圧係数を比較すると、風下側では両者はよく一致したが、風上側では風向角によって両者に幾らかの差が生じることが明らかになった。したがって、風上側の換気開口部については新たに測定された開口部の風圧係数を用いて換気計算を行うことが望ましい。キーワード:パイプハウス, 自然換気, 風圧係数