要 旨
現在、日本農業は、米の生産コストの大幅低減が緊急課題となっている。しかし、消費者は、高品質あるいは良食味米を望んでいるため、これら相反する命題を満足させるための方法を見出す必要がある。そこで、著者は、省エネルギと品質維持の観点から、カントリエレベータにおける籾貯蔵の最適化を検討することにした。籾含水率と温度を種々の条件に設定した貯蔵試験を行い、品質の指標として通常よく利用される脂肪酸度の変化を積算温度との関係で表した。
第2報以下では、実際の籾サイロにおける貯蔵条件と品質の測定結果を述べ、さらに品質を維持する技術について検討を加える。キーワード:籾, 貯蔵, 脂肪酸度, 予測, 含水率, 積算温度