要 旨
本研究は、単一送風機の効率的な作動範囲内で充填量の異なる多数の静置式乾燥ビンに同時通風する場合、それぞれの乾燥ビンの風量比を予測し、安全かつ能率的な乾燥を行う方法を見出すことを目的としている。
第1報では、各乾燥ビンの充填量が予知できる場合、下部プリナムチャンバ内(高圧室)(以下、チャンバと省略)の静圧を推定し、各乾燥ビンごとの風量比を算定する近似式を籾について導いた。また、乾燥ビンのチャンバ内の静圧、籾の堆積高さと通風抵抗および籾の水分と見かけ密度の関係を調べ、実験式を導いた。さらに、各ビンの予想充填量をコンピュータで判断するために必要な計算式を導き、限界充填量の予測の可能性を示した。
続く第2報では、各乾燥ビンの堆積高さ、通風面積など異なる堆積状態での全通風抵抗の測定を行い、算定式による計算値の妥当性を示すとともに、その予測式の実用的可能性について検討する。キーワード:多数乾燥ビン, 通風抵抗, 風量比