農業施設24巻4号
1994.3,191〜196
論文:

近赤外分光法による青果物の成分測定1
−ビートの糖度測定−

村上誠・樋元淳一・夏賀元康・伊藤和彦

要 旨

 近赤外分光法によりビートの糖度を測定し、その精度について調査した。供試したビートは北海道十勝地方産「モノホマレ」である。品温を25℃にした試料の頸部を切断し、根部側の切断面に近赤外光を当てスペクトルを測定した。測定波長は800〜1100nmである。スペクトル測定後、試料の一部を切り取り、化学分析に供した。30個の試料の2次微分スペクトルを用いてキャリブレーションを作成し、別の試料30個でその検証を行った。変数増加法による波長選択の結果、908、884、950nmの3波長によるキャリブレーションを採用することとした。その結果、SEC=0.6%、SEP=0.8%、Bias=0.3%であった。

キーワード: 近赤外分光法, ビート, 糖度


農業施設学会