要 旨
水田土壌における短時間のメタン発生量を測定するため、コンピュータ制御による新しい自動サンプリング装置の開発を行った。このサンプリング装置は従来法と比較して、チャンバー内圧をセンサーにより計測し、ガスサンプルを自然状態で導入する自動サンプリングが可能である。
計15回の空気送流試験による結果、動作シーケンスは正しく動作していることを確認したが、計測値は設置した流量計の理論気体流量に対して、-9.6%の過小評価であった。その原因として装置内部に装着したオリフィスの抵抗による気体流量の減少が考えられた。対照試験としてのチャンバー法(チャンバー1)と新しい方法(チャンバー2)の比較では、チャンバー1はチャンバー2より-10.46%の過小評価を示した。また、外気温度変化の影響によりチャンバー2の内圧変化を生じたが、その課題は適切な圧力センサーの範囲の選択、温度変化に対するチャンバー内圧のデータ収集などで解決が可能である。キーワード: メタン, サンプリング, 微差圧センサー, チャンバー