要 旨
廃棄処分される農業廃棄汚泥の再生資源化のために太陽熱を利用した乾燥装置について検討した。試作装置は半円筒形のソーラハウス内に回転乾燥ドラムを設置したもので、ソーラハウスの温熱をもちいて乾燥する構造である。装置の特徴はソーラハウス内で収熱と乾燥を同時に行う構造であることおよび簡易な構造によって汚泥を細化してチップ状にして乾燥することである。集熱および乾燥性能に関して実験を行い、集熱量や集熱効率を算出するとともに温熱空気温度の予測モデルを用いて装置の構造的特徴を明らかにした。夏季の晴天日には数時間におよび40〜50℃の高温の排出空気が得られるが、ソーラハウス内上部には排出空気より高温の空気が滞留する傾向がある。また、排出空気流量の増減によって得られる温熱空気温度の上昇温度と集熱効率は変化する。キーワード: 太陽熱, 汚泥, 乾燥, 回転乾燥ドラム, 集熱装置