要 旨
真空冷却施設の効率的な運転を行うためには構成機器の適正な制御が必要であり、現在、これらの制御は槽内圧力に基づいて行われている。しかし、実用機の制御法に関する実態調査によれば、品温のモニタに槽内圧力を用いることには限界があることが分かった。そこで、槽内圧力に代わる制御因子、およびそのセンサの開発が必要と考え、湿球温度を真空冷却中の制御因子に選択し、センサとしての可能性を探るために、実用機に設置されている湿球の真空冷却中の温度変化を実測した。その結果、フラッシュポイント以後の品温モニタとして有用であるが、フラッシュポイントを検出するためにはセンサとしての形態を改善する必要があることが分かった。そこで室内実験により、フラッシュポイントの検出が可能な湿球センサの形態を決定し、このセンサを実用機に設置して、真空冷却施設の構成機器制御因子として湿球センサが十分利用できることを確認した。キーワード: 真空冷却, 湿球センサ, フラッシュポイント