農業施設25巻2号
1994.9,85〜92
論文:

穀物乾燥施設における荷受けシステムの研究(1)
−荷受け要素による稼働特性の分析−

後藤清和・三輪精博・服部利充

要 旨

 穀物乾燥施設における荷受け部は、農家と施設との接点であり、農家の持ち分を決定するための重要な部署である。通常は、計量機の稼働効率が70%として、荷受け機器の能力が決定されているが、所期の荷受け効率を達成していないことが多い。そこで、各機器の能力や運転の時間設定に関連して荷受け能率に影響を与える要素をあげ、それらの値を用いた稼働効率の式を求めて各要素の効果を検討した。また、最近開発されたバッファタンクを複数として稼働効率を向上させる方法についても考察を加え、今後、荷受けの最適システムを構築するための基礎資料を得た。その結果、一荷口重量と粗選機能力が大きな影響を持つことが明らかとなった。また、バッファタンクの個数により稼働特性がかなり異なるので、今後、コスト面も含めて詳細な検討が必要となった。

キーワード:穀物乾燥施設,荷受けシステム,荷受け要素,稼働効率,バッファタンク,荷受け能率


農業施設学会