要 旨
パーボイルドライスを初めとする加工米の品質評価を迅速に行う技術の開発を目的に、本研究では我が国において新しい米質評価法として導入されている近赤外分析法(NIR)とラピッドビスコアナライザ(RVA)をパーボイルドライスやインディカ米に適用し、その可能性を検討した。
NIRでは、波長1780、2210、2280nmでの2次微分吸収スペクトルがパーボイリング処理の強度と相関性を示し、とりわけ1780nmでのそれは高いのみならず、再現性も良好であった。一方、RVAでの最大粘度、ブレークダウン、最小粘度などのパラメータ値もジャポニカ、インディカの区別、パーボイリングによる処理の強度を分別できるものであった。さらに、NIRの2次微分吸収スペクトルとRVAによるパラメータとの間に相関性が認められたことから、これらの手法を活用できる糸口が見いだされた。キーワード:インディカ米, パーボイリング, 米質, 近赤外分析, ラピッドビスコアナライザ, こ化