農業施設25巻4号
1995.3,209〜214
論文:

乳用牛糞尿の固液分離スラリーの曝気と肥培かんがいの実施(英文)

松田從三・竹川彰則・樋元淳一

要 旨

 乳用牛糞尿を固液分離することにより、固分は速やかにコンポスト化し、分離スラリーは、曝気によって分解・脱臭される。曝気されたスラリーは、水で希釈されて肥培かんがいされる。
 分離スラリーに対する曝気効果を、360m3の発酵槽にスラリー約250m3投入して、連続的および間欠的(1日6時間)にエジェクター型エアレータ(7.5kW)で1週間ずつ曝気して、調査した。その結果連続曝気は、分解・脱臭効果が大きいが、間欠曝気では効果がほとんどないことがわかった。これはスラリー容量あたりの曝気動力が小さいこと、液と空気の接触時間が少ないためと思われる。
 肥培かんがいの効果は、畜舎周囲環境の改善、牧草収量の増加、糞尿処理の省力化、化学肥料の節減があげられた。

キーワード:肥培かんがい, コンポスト, 牛糞尿, 固液分離, 曝気


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