農業施設26巻1号
1995.6,51〜58
資料:

園芸施設の動向と環境問題(1)
−園芸施設の現状と最近の傾向−

豊田裕道・佐瀬勘紀・大谷敏郎

要 旨

 ビニルハウスに代表される園芸施設については、最近、機械化・自動化の動きと、それに伴う施設大型化の傾向がある。一方、環境問題がクローズアップされてきており、その対応が今後必要となるが、施設型農業では閉鎖空間を利用しているため、肥料等の循環利用により環境へのインパクトを低減するシステムの構築の可能性は高い。このような観点から、園芸施設の現状や、施設の大型化等への最近の傾向について述べ、近年増えてきた養液栽培を用いた大型施設園芸団地について考察した。また、施設園芸の先進地のヨーロッパおよびアメリカの状況を紹介し、園芸施設の最近の傾向をふまえて、環境低インパクト化の要求にも応え得る施設型農業の方向を検討するための資料とした。

キーワード:園芸施設, 温室, 養液栽培, 環境低インパクト


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