要 旨
牧場内の泥ねい化の発生原因を検討するとともに、コンクリート舗装によらない防止技術についての実証的な検討を行った。現地調査と土の試験から、泥ねい化の発生原因は牛の蹄による土の練り返しと踏圧による土の高密度化であると推定した。そのため、泥ねい化防止の基本的な方策は、地表面において蹄による荷重を分散させて、土の練り返しを防ぐことであると判断した。泥ねい化防止の対策として、地表面におけるエキスパンドメタルとプラスチックネットの併用を採用し、実証的な実験を行った。飼槽・水槽付近、牛舎の出入口などで十分な効果が確認された。エキスパンドメタルは溶融亜鉛メッキしたものを用いれば、かなりの耐用年数が期待できると判断した。プラスチックネットは機械的な損傷と紫外線劣化から、3〜5年の耐用年数であろうと推定した。キーワード:牧場, パドック, 泥ねい化, エキスパンドメタル, プラスチックネット