農業施設26巻2号
1995.9,89〜96
論文:

遠赤外線による農産物の乾燥(2)
−ネギの乾燥−

伊藤和彦・韓忠珠

要 旨

 遠赤外線を熱源とした農産物の乾燥に関する研究の一環として、ネギの葉身部の乾燥特性を明らかにした。遠赤外線乾燥は照射と休止を繰り返す間欠乾燥方式を採用し、対照区として通風乾燥および真空凍結乾燥区を設けた。遠赤外線乾燥法は通風乾燥法に比較して大きな乾燥速度を示した。乾燥速度は試料の切断長の長短、照射率に影響を受け、試料の切断長が短く、照射率が高い試験区の乾燥速度が大きい値を示した。
 一方、通風温度は、乾燥速度に影響をほとんど与えなかった。
 乾燥後の品質は乾燥所要時間の長短に大きく影響を受け、短時間で終了した試験区の試料は高品質を保っていた。

キーワード:遠赤外線乾燥,ネギ乾燥,間欠乾燥,消費電力量,色相,クロロフィル,復元率


農業施設学会