要 旨
パイナップルは常温下での品質低下が速いため、収穫後の迅速な低温処理が必要である。しかし、一般にパイナップルを含む熱帯果実は低温感受性植物なので低温に長期間貯蔵すると障害を受けやすいことが知られている。また、パイナップルは品種、収穫期、収穫地により品質がかなり異なるので、従来報告されている文献の貯蔵温度を沖縄県産のパイナップルにそのまま適用することは困難である。そこで、呼吸量と温度の関係から貯蔵温度を推定して、収穫期別に貯蔵実験を試み、貯蔵適温を検討した。
その結果、パイナップルの低温貯蔵は、呼吸量の抑制などの有効性が認められた。また、パイナップルの貯蔵適温が収穫期ごとに異なり、夏実は5℃、秋実は8℃冬実は10℃が最も品質を保持できた。キーワード:パイナップル, 低温感受性植物, 低温貯蔵, 低温障害, 呼吸商