農業施設26巻4号
1996.3,211〜217
論文:

カントリエレベータにおける籾貯蔵に関する研究(2)
−サイロ貯蔵時の環境計測−

三輪精博・後藤清和

要 旨

 カントリーエレベータではサイロでの籾貯蔵が行われるため、品質の維持には問題がないものと考えられている。近年、米の需給の不均衡によりサイロ内での貯蔵が長期間となり、特に夏期に及ぶ場合は品質の維持に不安がある。通常、サイロには中心部に5〜6個の温度センサーが設置され穀温が監視されているが、周辺部の温度は不明である。そこで、愛知県内の施設を選び、サイロ内の種種の位置における穀温の変化等の貯蔵環境を約9ヶ月にわたって計測を行った。また、計測値より貯蔵中穀粒の積算温度を求め、サイロ内の位置と品質劣化の関係を検討した。

キーワード:カントリエレベータ, サイロ貯蔵, 貯蔵環境, サイロ表面温度, 穀温, 積算温度


農業施設学会