要 旨
運転コストの低減、燃料資源の節約や環境保全を推進する観点から、太陽熱利用による汚泥乾燥装置の電源として太陽電池電源システムを導入した。この電源システムは太陽電池アレイ、蓄電池および負荷等から構成されるが、太陽電池の設備費が経済的負担を大きくすることから、設置面積の合理的な設計手法について実験及びシミュレーションによる検討を行った。電源システムにおける発電量と消費電力量の需給バランスに注目して、ビール粕乾燥の実証試験データからシステムの運用シミュレーションモデルを作成した。シミュレーションの結果、月平均の1日の太陽電池発電量は年間では2倍の差が生ずること、発電量が不足する場合には負荷の作動時間の抑制等によって対応すれば過剰な設備を避けられることなどが確認された。キーワード:太陽熱, 汚泥, 乾燥, 太陽電池, 太陽光発電, 電力