農業施設27巻3号
1996.12,155〜161
論文:

豚体の有効放射面積と形態係数に関する研究(1)
−サーフィスモデルに基づいた豚体の有効放射面積−

蓑輪雅好

要 旨

 豚体表面における放射伝熱量を豚体の3次元形状に基づいて解明することを目的として、生体重27,65,88kg豚の立位におけるサーフィスモデル(三角形パッチで構成した3次元多面体グラフィックスモデル)の有効放射面積(周囲物体との放射熱交換に関与する豚体表面積)を、コンピュータグラフィックス技法と立体角投射法則を用いた数値計算で求めた。
 27,65,88kgサーフィスモデル豚の有効放射面積はそれぞれ0.748,1.24,1.72m2であった。また、有効放射面積率(体表面積に対する有効放射面積の割合)はそれぞれ0.93,0.94,0.94であった。有効放射面積率は体重すなわち体形の大きさに関係なくほぼ一定であると推察できるが、この点に関しては詳細な検討がさらに必要である。

キーワード:豚,サーフィスモデル,コンピュータグラフィックス,立体角投射法則有効放射面積


農業施設学会