要 旨
k-e型2方程式乱流モデルを用いた数値シミュレーションを用いて、天井ダクト吹出・壁面ダクト吸込方式の貯蔵施設内気流(等温場)の予測を行った。その結果、吹出された気流は天井->側壁->床->中央断面へと循環する気流を形成し、これに吸込面に向かう流れが加わった複雑な気流分布となった。吹出ダクトの長さによって気流分布のパターンは大きく異なり、吹出ダクトが短くなると吸込ダクトのある壁面と対向する壁面に向かう流れが見られるようになった。一方、吸込ダクトの高さが違っても気流分布のパターンに大きな違いは見られなかった。ただし、吸込面が施設高さの中ほどにある場合、低気流速(平均流速のエネルギ量で0.1m2/s2以下)域が最も小さくなった。気流の停滞域を調べるためのトレーサーとして放出したパーティクルの動きから、滞留は吹出ダクト長が短く吹出気流速が大きい場合に少ないことが観察された。また、吸込ダクトの場合は、吸込面が床に近いほど滞留が少ない結果となった。キーワード: 数値シミュレーション, k-e型2方程式乱流モデル, 貯蔵施設, 気流分布吹出ダクト, 吸込ダクト