要 旨
イチゴ果実の貯蔵技術を確立するために、イチゴ果実の冷却特性、貯蔵条件が品質に及ぼす影響およびフイルム包装貯蔵の有効性について実験的研究を行った。その結果、イチゴ果実の冷却過程における内部温度分布の変化が推定可能となった。また、貯蔵温度-1℃、相対湿度90%以上の貯蔵条件がイチゴ果実の外観および内部品質保持に適することが示された。さらに、低温とフィルム包装を組み合わせた貯蔵実験においては、0℃およぴ-1℃の貯蔵条件で40日間もの比較的長い期間の貯蔵が可能であった。このフィルム包装貯蔵では、フィルムのガス透過性が品質に及ばす影響は大きく、水蒸気透過性が高く、酸素および炭酸ガス透過性の低い二軸延伸ポリステレンフィルム包装の有効性が示された。キーワード:イチゴ, 低温貯蔵品質, 相対湿度, フィルム包装