要 旨
選果場において人間の目で行われているリンゴ果皮色の等級選別に替わって、画像処理法とニューラルネットワークにより再現する方法を検討した。本研究では、リンゴの全周囲にわたる分割画像を1枚の展開図に合成する全周囲画像収集システムを開発し、この画像を用いて2つのニューラルネットワークの導入を検討した。果皮色分類ネットワークでは、5×5画素の単位画素群を「正常」、「損傷」、「着色不良」、「つる」、「背景」に分類できた。また等級選別ネットワークを用いて全周囲画像の等級選別を行った結果、「特秀」および「格外」、「損傷果」の判別率は高く、「秀」および「優」の等級判別率はやや低かった。損傷果の検出には、効果演色ランプが有効であった。キーワード: リンゴ,等級選別,ニューラルネットワーク,画像処理,全周囲画像収集,色彩情報,障害果