要 旨
園芸用プラスチックハウス等の耐風設計を検討するために、沖縄県久米島および千葉県本埜村における台風時の被災状況を調査した。その結果、平坦地では横方向からの風圧による倒壊や基礎の浮き上がり、傾斜地では斜面方向からの力による屋根面の変形・座屈が見られ、ハウスの立地配置の違いによって被災形態が異なることが明らかとなった。また、平坦地の地中押し込み式パイプハウスに関して、骨組み材の変形状況データを用いた数値解析により被災時の風速を推定し、解析結果をもとに耐風強度の検討を行った。さらに、これらの結果から応急対策や耐風設計の際に配慮すべき事項について考察した。キーワード:プラスチックハウス, パイプハウス, 風害, 耐風設計