要 旨
幅0.6m、高さ0.8m、長さ6mの簡易断熱函体の上部より吊した植物根圏部並びに函体内面に、函体の中段に設置した噴水装置によって養液を供給する方式の水耕装置を試作した。まず、これによって約10種類の野菜を栽培し、成育並びに品質(栄養価)が良好であることを確認した。つぎに、装置の終日熱特性を周期的定常状態とみなして検討し、装置と地中との熱的交流状況を説明し、また、函体底部の水深が数cm程度のとき実用的であることを示した。キーワード: 水耕装置, 野菜栽培, 栄養価, 噴水型, 熱特性, 終日変化, 周期的定常状態