農業施設29巻3号
1998.12,117〜123
論文:

異常鶏卵の非破壊検出法に関する研究(1)
−画像処理による血卵の検出−

中野和弘・水谷純・大塚雍雄

要 旨

 現在集卵場において人間の目で行われている透過光による血卵判別に替わって、画像処理法により判別する方法を検討した。画像処理の手順として、卵殻画像の背景色からの輪郭抽出、血卵画素の検出、ノイズ画像の除去を行った。その結果、本研究で開発したシステムでは、血卵の判別率は96%、正常卵の判別率は94%となった。また、本システムの有効性を周年にわたって検討した結果、その血卵判別能力に再現性のあることが認められた。

キーワード: 鶏卵, 血卵, 透過光, 画像処理, 輪郭抽出, しきい値, 色度座標


農業施設学会