農業施設29巻3号
1998.12,131〜136
論文:

アオコ生物活性阻止に関する研究(2)
−オゾンおよび紫外線の処理効果に及ぼすミキサー転よび超音波の影響−

前川孝昭・院多本華夫・藤田和男

要 旨

 アオコの含水に数種の擬集剤を添加し、数種の加圧浮上装置によるアオコ生物の除去効果を確かめ、さらにオゾンおよび紫外線処理によるアオコ生物の完全除去の可能性について検討した。ポリ塩化アルミニウムや塩化第二鉄を添加した場合、一般の加圧浮上による除去率については浮遊物質(SS)では99.75%、クロロフィルaでは96.70%であり、非常に高水準であった。一方、オゾンと比べて紫外線による処理効果が高かった。また、原水にミキサー処理を施し、アオコのフロックを破壊することによって紫外線の処理効果がさらに高められた。このことから加圧浮上で処理された水に紫外線処理を施すことによって水相からアオコ生物を完全に除去することが可能であると推測された。

キーワード: 加圧浮上, 活性阻止, 攪拌, 紫外線C波, アオコ生物


農業施設学会