要 旨
冬季に製氷池で人為的に大量の自然氷を製造し、暖侯季にその氷の融解潜熱で生じる冷水を利用して貯蔵庫の冷房を行うアイスポンドシステムについて、実規模施設の基本諸元を決定するための基本設計手法を示した。北海道の十勝において 180t のバレイショを収穫翌年の7月まで貯蔵することを条件に、まず冷房熱負荷を求め、次に既報の推定式を用いて製造可能な氷の厚さとその熱的品質、水−空気熱交換に使用するファンコイルユニットの冷房能力等を計算し、ファンコイルユニットの台数およぴアイスポンドの容量と寸法を決定した。その結果、4〜7月の総冷房熱負荷約75GJに対し、必要最大冷房能力は13kW、必要水量は約1200m3となり、アイスポンドの大きさは26m×18m、深さ3.5mと設計された。キーワード: アイスポンド冷房, バレイショ, 貯蔵, 冷房負荷, 設計