要 旨
園芸用ガラスハウスは、大規模化により桁行き方向へ長く続く工作物となる事例が増えてきている。鉄骨フレームの桁行き方向へ地震波が伝搬された場合の園芸用ガラスハウス屋根面や壁面の変形状況を把握する目的でS波を表面波と仮定した弾塑性地震応答解析を行った。パラメータは桁行き方向長さ、間口方向スパン数、屋根面ブレース使用鉄筋による剛性、地震波の伝搬速度、入力地震波の種類とした。最大応答結果は、柱頭間変位は67.6mm(たわみ角1/44,TAFT波)、柱頭と柱脚間変位(柱の倒れ)は68.9mm(たわみ角1/33、TAFT波)である。柱頭と柱脚間変位(柱の倒れ)の最大応答値は園芸用施設安全構造基準の柱の倒れ制限の3倍程度の変形となるが、鉄骨フレームの耐力には余裕があり、ハウスの安全性は確保されている。キーワード: ガラスハウス, 弾塑性応答解析, 最大変位