要 旨
本研究は豚舎内でのアンモニア成分の発生量を推定するため、豚糞表面からのアンモニアの発生に関わるファクターの定量化を行った。豚糞からのアンモニア成分の発生量は次式から推定できる。
ma = αDa・CA・(Pa/(Ra・T))
ma : アンモニアの発生量(kg/m2/h), αDa : アンモニアの物質伝達率(m/h)本研究では、このアンモニアの物質伝達率を求めた。ナフタリンで豚糞のレプリカモデルを作り、豚糞表面からの物質伝達に関する実験式をシャーウッド数、レイノルズ数、シュミット数の関係式から求めた。その結果、気流速(u)に対し、アンモニアの物質伝達率は次式の範囲にあることを明らかにした。
CA : 豚糞のアンモニアの揮発率, Pa : アンモニアの飽和蒸気圧(kg/m3)
Ra : アンモニアのガス定数(m/K), T : 絶対温度(K)
αDa = 91〜99uO.78 (u:気流速)キーワード: 豚糞, アンモニア, 発生量, ナフタリンモデル, 物質伝達率