農業施設30巻3号
1999.12,247〜256
論文:

補酵素F420の画像処理によるメタン菌体密度の測定

井原一高・前川孝昭

要 旨

 メタン菌に含まれる補酵素F420由来の蛍光を、位相差蛍光顕微鏡および画像処理装置を用いて測定した。酢酸およびH2/CO2を用いて馴善したメタン菌を接種菌とし、それぞれの基質で回分培養を行ったところ、いずれにおいてもリアクタ内の補酵素F420濃度を表わす蛍光画素濃度はメタン生成速度と相関を示した。蛍光画素濃度はメタン菌活性を反映していると考えられることから、メタン発酵リアクタの運転指標となりうると考えられた。

キーワード: 画像処理, 補酵素F420, 蛍光顕微鏡, メタン発酵, メタン生成速度


農業施設学会