農業施設30巻4号
2000.3,325〜332
論文:

マシンビジョンによる自動種子色選別機の開発に関する研究

内ヶ崎万蔵・世良田和寛・宮本眞吾

要 旨

 種子の中には色や形状の違いう物が多く含まれ、播種や移植作業を実施するに当たって、作業性能と効率に種子の影響がある。これらの問題解決策として、不良種子の検出によって発芽の高い種子を選別することが考えられる。したがって、高性能で高速に種子色選別が可能な機械を開発する必要がある。本研究では(1)マシンビジョンによる自動種子色選別横の試作、(2)種子の色を画像処理するプログラムの検討、(3)色選別で分頬した種子と発芽との関係などを行った。種子はトマト(Lycopersicon esculentum Mill.)、キャベツ(Brassia oleracea)、ブロッコリ(Lactuca sativa)を供試し、マシンビジョン技術による工業用画像処理装置(FAV-500)を活用した選別では、0.08〜0.1秒間に1粒の選別が可能であった。また、色選別種子の発芽試験の結果、同比重のトマト種子では白が大きくなるほど発芽勢が高い(95%以上)、キャベツの場合には赤が大きくなるほど発芽勢が高い(94%以上)、ブロッコリの場合は発芽勢に影響がないことが明らかになった。

キーワード: 種子色選別装置, 画像処理, 苗生産, マシンビジョン, 野菜の種子


農業施設学会