要 旨
水素生産菌(Enterobacteraerogenes)の懸濁培養および細胞固定化培養の比較実験を行った。グルコース基質の消費速度、培地の水素イオンおよびアンモニア濃度が水素生産菌の増殖阻害の影響を調ベた。水素生産菌を利用した水素生産の細胞固定化培養は、懸濁培養より以下の点において優れている:
(1)培養液のpHは4.5まで耐えられ、水素生産速度は懸濁培養より1.7〜3.1倍であった。
(2)グルコースの消費速度は、懸濁培養よりはるかに低かった。
(3)懸濁培養においてアンモニウムの存在条件下でのEnterobacter aerogenes に関する細胞収率および動力学係数は、モノー(Monod)式を用いて得られる。キーワード: Enterobacter aerogenes, 水素生成, アンモニア態窒素, 懸濁培養, 固定化リアクター, 二重管ノズルシステム