要 旨
本研究は、セラミックスを担体とした生物膜法および生物膜法処理水の高次処理として、黒ボク土、イソライト、ゼオライトを濾過材とした土壌濾過を組み合わせた汚水浄化処理技術の開発を行った。
その結果、各成分に対し高い浄化能力が確認されたが、水温の低下およびBOD容積負荷の上昇に伴って処理能力は低下した.特に、水温が15℃以下、BOD容積負荷0.5kg/m3・日以上になると処理水の一部成分濃度は高くなった。
しかし、高負荷、低水温条件にもかかわらず、BOD、SSの高い除去および窒素の硝化が確認され、さらに、返送汚泥等の汚泥調整を行わなくても、安定した生物量が得られたことより、セラミックスを用いた生物膜法が活性汚泥法より少ない維持管理で運転が可能であり、活性汚泥法では必要な希釈を行わなくても安定した除去ができ、さらに土壌濾過と組み合わせることにより年間を通じた除去が可能になることが示唆された。キーワード:生物膜法、土壌濾過、セラミックス、黒ボク土