要 旨
種々の温度(14℃、20℃、26℃、32℃)や相対湿度(40%、60%、80%、98%)の条件の下、長粒種もみ(c.v.L201)の水分凝縮に関する研究を行った。凝縮中での熱収支と質量収支のシミュレーションを基にして凝縮量を予想するモデルを作成した。球乾燥モデルの乾燥理論を利用して、吸着平衡含水率Meと乾燥係数Kを求めた。また吸着と結露から推定した穀物の水分変化を求めた。このシミュレーション結果は実験結果とよく一致した。また、凝縮量は穀物初期温度、含水率および空気の状態に依存することがわかった。初期水分17.8%のもみは、相対湿度80%、温度14℃、20℃、26℃、32℃において凝縮し、色調値は、33°、28°、27°、26°に変わったことから、穀物表面に結露が発生したことを示している。キーワード:水分凝縮、もみ、結露、貯蔵、吸着