農業施設34巻4号
2004.3, 249〜256
論文:

堆肥化実験装置の開発

向弘之

要 旨

 堆肥化施設における堆肥材料の堆積高さと同等の高さで、上端が開放された円筒発酵槽を有する堆肥化実験装置を考案した。発酵槽の側面が保温材で覆われ、保温材の外周面がシートヒータで覆われている。シートヒータは高さ方向に数段に分割され、各段が独立に保温材の内周部と外周部の温度差が微少になるように発熱が制御される。これにより、堆肥材料の高さ方向に生ずる温度分布を妨げずに、発酵槽の側方への熱流が抑制される。材料の堆積状態や、材料中の熱・水分移動などが実際と同じになると見なすことができ、少量の供試材料で実際の堆肥化を再現した堆肥化実験を行うことができる。

キーワード:家畜糞尿,堆肥化,堆肥化施設,発酵槽,実験装置


農業施設学会