要 旨
家畜糞尿が排泄されてから堆肥化施設等で処理されるまでの過程で発生する環境負荷ガスを取り上げ、大気への放散速度を測定し、飼養形態や糞尿処理方式ごとに環境負荷ガス放散の特徴を検討した。家畜糞尿からのガス放散については、対象物の上にチャンバを被せ、一定時間経過後にガスを採取して、その濃度をガスクロ等により測定して算出した。牛舎からの環境負荷ガス放散速度は、フリーストール牛舎はスタンチョンストール牛舎に比べ、二酸化炭素やメタンで1.2〜1.5倍であった。また、バイオガスプラントのメタン発酵施設では全体的に環境負荷ガスの放散速度は低いが、固液分離後の脱水ケーキからメタンやアンモニアの発生が顕著であった。キーワード: 環境負荷ガス、家畜排泄物、再資源化、ライフサイクル、バイオガスプラント