要 旨
回転ドラム型発酵システム(RDFS)を用いたカスケード式メタン発酵プロセスにおいて、メタン発酵液の返送が酸生成プロセスに与える影響を評価した。基質として生の豆腐おからを用いて、2つの型のカスケード式プロセスの処理能力について実験的に明らかにした。メタン発酵液の返送により、どちらの型のカスケード式プロセスも見かけの加水分解速度を向上させた。しかしいずれの酸生成プロセスにおいても総有機酸に占める酢酸の割合が減少する一方で、プロピオン酸や酪酸の占める割合の増加が見られた。キーワード: メタン発酵返送液、メタン発酵、カスケード式プロセス、加水分解定数、有機固形物分解率、非電離有機酸、電離有機酸、有機酸組成