要 旨
任意形状の敷地内において、農業施設・機械の配置条件設定に基づいて最適配置設計を自動的に行う、シミュレーテッド・アニーリング(SA)を援用したシミュレータの改良開発を行った。改良開発したシミュレータは、これまで開発してきたプロトタイプのシミュレータにおいて設定可能であった配置禁止地区、設備間の距離や密集状態、機械の連結状態、設備の重なり状態の除去等の2次元平面上のみの条件に加え、機械設備および関連施設の高さを制限する条件をも含めた3次元空間内での条件設定を可能としている。
本論文では、改良開発した3次元配置シミュレータの性能および実用可能性について仮想機械設備の配置設計シミュレーションにより確認する一方、さらにこれを用いて行ったライスセンター内の機械配置設計について報告する。実験の結果、専門の設計士による設計とほぼ同様の配置設計が本シミュレータにより得られることを明らかにした。キーワード: 農業機械、最適配置設計、3次元配置、高度制限、シミュレーテッド・アニーリング(SA)